2004.08.29-31

8月29〜31日に北海道大学において開催された日本建築学会大会(北海道)で小林研究室の学生がそれぞれの研究成果の発表を行いました。また、研究集会では、「住まい手参加型集合住宅の期待と現実」(29日・PD)と「建築計画の学術体系のあり方を問う」(30日・研協)に小林先生が出演。多くの聴衆が見守る中、白熱した議論が行われるとともに、研究者同士の貴重な交流の場をもつことができました。

学会では、博士、修士らにより小林研究室でこれまでされてきた研究の発表が行われました。今回が初の学会発表となる者もおり、緊張している様子でしたが、事前に十分準備を重ねてきたこともあり、それぞれ順調に発表を行うことができました。 セッションの中では関連する研究を行っている他の研究者の発表を聞いたり、意見交換を行うことで普段のゼミでは得がたい、外部からの新鮮な刺激を受けている様子でした。

学会期間中に行われた研究集会では、小林先生が司会、パネラーとして出演し、白熱した議論が交わされました。大会2日目(30日)に行われた研究協議会「建築計画の学術体系のあり方を問う」−フレームワークの再編に向けて−では、従来の型計画にとらわれない新しい建築計画学の方法論、意義についての意見交換が行われ、幅広い分野で活躍する出演者がそれぞれの視点から独自の論を披露し、集会参加者は「建築計画学」の奥の深さを改めて知ることができました。今回の議論から、建築計画の多様さの根底にある「研究方法論」を意識することの大切さを感じることができました。
(報告 修士 戸村)

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