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2004.06.26
6月26日(土)、建築家・山本理顕氏、隈研吾氏、山田正司氏らを招いて開かれた日本建築学会春季学術研究集会「CODAN東雲は集合住宅を変えるか」において小林先生が司会を担当。建築計画委員長のデザイン工学科・服部岑生先生、事業を推進した都市基盤整備公団・井関和朗氏らとともに活発な議論が行われました。 |
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ディスカッションでは今後の都市居住のあり方を考えるにあたり、従来の公団を含めた賃貸住宅における「標準」というものはすでに存在せず、「多様」であることが標準である(山本氏)、「脱・標準」から「次の標準」「都心居住における標準」へ(小林先生)、賃貸はいままで「標準的なもの」が良い、と考えられていたが、これからは賃貸こそ多様性が必要(隈氏)といった「標準」という考え方に対する議論や、生活から見て容積率400%というのは妥当であるかという問題、中間領域、コミュニティ、住戸・エントランスの開放性、企画者・コーディネーターの役割等、幅広い話題について議論が展開されました。 |
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会場との意見交換では、来場されていた小林先生の恩師である鈴木成文先生(東京大学名誉教授)より、「住戸の開放性の大切さを共有できたことを嬉しく思う」などの講評をいただき、盛況のうちに幕を閉じました。 小林先生は、まとめで、「デザインマインドをもつ事業企画者の存在が、建築家が力を発揮するために大変重要な役割を果たしており、これからの時代を担う職能として注目する必要がある」と述べられ、山本氏・隈氏・山田氏をはじめ、皆さんが頷かれていた様子が印象的でした。 |
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