癌と余命を生きる 肝内胆管癌ステージⅣ

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体調が悪い日々をどう工夫して過ごす

 8月に入って体調不良が続いている。胃腸の調子が悪く、軽い頭痛と吐き気、それに膨満感がある。食欲がないため、せっかく妻が作った食事を無駄にすることも多い。申し訳ない気持ちだ。また、外出がめっきり減った。歩くと息が上がることが多いためだ。

○8月3日の診察日の数値は安定している

 8月3日は緩和ケアの診察日。血液検査の結果は、肝臓や腎臓の数値はやや悪化しているものの大きな変化はない。H医師によれば「安定している」とのこと。しかし、腫瘍マーカーCEAの数値は、前回の71から91とさらに悪化した。癌は進行しているようだ。

 懸念していた腹水は、触診を行った範囲では溜まっていないとのこと。ひと安心だ。

 しかし、体調が悪化していることを踏まえて、癌や腹水の状況を確認するためにCT検査を行うことになった。しかし検査室が混雑しており、撮影日は9月1日。その結果を待つことにしよう。

○胃腸が不調。どう工夫して食事をとるか

 胃腸の不調は、現在まで3週間続いている。夏バテ等の一過性のものではなさそうだ。さらに、便や尿の色にも腫瘍で胆汁が詰まる危険信号がでている。癌の影響ならば、今後は、この不調と付き合っていかなければならない。症状の緩和のために、どうしたらよいのだろうか。

 まず食事の工夫。梅雑炊や冷やし中華など、酸っぱく水気が多いものが食べやすい。妻は、「妊婦のようだね」と笑いながら対応してくれた。感謝!

 食後の強い膨満感は2~3時間ほど続くが、歩くことで回復が早まるようだ。とはいえ、散歩すると息が苦しい。その代わりに、自宅内でモモ上げ運動を行った。息が上がるが、30~60回ならば可能だ。運動を行った後は、便の色が多少回復した。詰まっている胆汁がしみ出たのだろうか。

 このような工夫をしながら、なんとか食事をとるように努力している。幸い、体重は微減しつつも維持している。

○自宅マンションの大規模修繕が始まる

 自宅マンションは築13年。8月から1回目の大規模修繕が始まった。ベランダの塗替え等を行うため、置きタイルを剥がし、植木鉢等を室内などに一時的に移動することが必要だ。

 私が元気であれば問題ないが、体調が悪化したため妻は大きな不安を感じていた。我が家は植木鉢が多く50個を越えている。その中には女性一人では動かせない重いものもある。

 移動が必要になるのは9月末頃だが、私が少しでも元気なうちに進めようと、8月初旬から作業を開始した。

 体調は悪いが、椅子に座っての作業ならば、1~2時間は可能だ。まず、50枚ほどの置きタイルの除去に着手した。タイルの下は、13年分の泥が溜まっていた。その清掃が大変で2日がかりの作業になった。ふぅ~、疲れた。

 妻は、ツタが絡むラティスを撤去し、植木鉢の個数を減らす作業を行った。それでも40個ほど残っているが、随分とすっきりした。後は、9月に移動作業を行うだけになった。

 大規模修繕の終了は12月初旬。それを見届けることを余命の次の目標としよう。


日光白根山に登る(2014.9)

日光白根山に登る(2014.9)


日光白根山