西小中台団地
再生計画

2007.04〜
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郊外型の団地である西小中台団地における2007年度の活動として、以下の2点が挙げられます。
@棟別再生における、住棟のモデル設計。
A高齢者の持続的居住に向けての、高齢者向け共用施設設計案。
 上記の活動については、2007年度の修士1年と学部4年を中心に行いました。
 提案内容については、2度にわたって居住者の方々と意見交換を行いました。
 (7月に居住者の有志のみなさまと大学で、11月に同じく居住者のみなさまと団地で)
 

@住棟案 ‐ 児童公園




□計画の概要

○主旨
 ころがし型棟別建て替えの一例として、児童公園でモデル設計を行いました。


○対象地
 西小中台団地 児童公園


○この案の特徴
・各戸の住宅面積を平均75uとし、現在の住戸より広くしま
す。
・3階建てで低層のため、戸建て感覚の住まいにできます。
・住棟に囲まれた落ち着いた中庭があります。
・低層ですがエレベーターが設置されます。
・敷地内に駐車場が確保されているので、車の利用が便利です。
・屋上緑化によって周辺に良好な景観を生み出すことができます。


○留意事項
 現在の住棟は、1戸あたりにすると平均67u程度の敷地を使用しています。新しく住棟を建て替える場合にも、敷地の利用面積は平等である必要があります。今回のモデル設計では、1戸あたり約72u程度敷地を使っているため、現在の住棟よりも敷地を豊かに使っていることになり、超過した5uについては、金銭の負担によって、敷地利用の平等性を調整する必要があります。


 

 

A施設案 ‐ 貝塚公園




□計画の概要


○主旨
高齢者が安心して暮らせる施設への要望が高まっています。そこで、貝塚公園のはしに、高齢者向けを中心とした共用施設を提案します。希望者は、高齢者向けの個室としても利用できる計画です。

○対象地
 西小中台団地 貝塚公園


○この案の特徴
・建物の中には、高齢者向け個室と、団地にお住まいの皆様の集会室や高齢者向けの介護サービスを提供する場が設けられます。
・建物にはエレベーターが設置されます。1号棟〜5号棟がある場所からエレベーターを使って上がることができるため、貝塚公園や、その上の住棟へのアクセスが便利にな ります。
・団地内の区分所有者を優先して高齢者向け個室として使うことができます。
・集会室やサービス施設は、団地居住者なら誰でも利用できます。
・貝塚公園の四季の景観を楽しむことができる場所に設けられます。
・斜面地を利用するため貝塚公園の景観への影響が少なくなります。

 

 



千葉大学工学部都市環境システム学科小林秀樹研究室

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