□ 調査結果の概要
○課題は不便さと子育て支援
駅徒歩圏ですが傾斜地。高齢化とともに駅前店舗等を遠く感じ車利用が前提になっています。
豊かな自然環境と住宅地の景観に満足していますが、働く母親を支える子育て支援施設が乏しい。
○地域での助け合いが財産!
望ましい近所付き合いについて質問した結果は、マンションと明確な差がありました。
ワークショップで「買い忘れを近所の人に頼む」「車を複数で乗りあって出かける」等の声がありました。しかし、高齢化とともに助け合いの将来像をどう描くかが重要になっています。
○親子世帯の同居・隣居・近居に注目!
多世代が住む持続可能な街に向けて、親子世帯の関係に注目しました。隣居・近居は、親の安心だけではなく子育て支援の役割もあり、郊外戸建住宅地の活性化の鍵を握りそうです。
□ 多世代循環の街に向けた提案
郊外の戸建住宅地と駅前市街地を連携させて、持続可能な街のあり方を提案しました。
隣居・近居は、団地内だけではなく、次のように団地と駅前の間でも可能。
1.親世帯が戸建住宅地、子世帯が駅前のマンションやアパートに住む
2.親世帯が駅前の高齢者住宅、子世代が緑豊かな戸建住宅地に住む
このような近居等が基盤にあれば、世代の循環が維持され、それを契機に多様な世帯も入居しやすくなり、多世代が住む持続可能な郊外を描くことができると考えました。
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