郊外駅前再開発
多世代福祉拠点による地域活性化計画


2016.05〜2018継続

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○ 多世代福祉拠点による郊外駅前再開発−地域活性化への展開−

 



□ 本年度の検討課題

1.前年度に続き郊外駅前のあり方を提案する
2.複合する機能を詳しく検討する
3.駅前ロータリーの見直し案を検討する
4.地域活性化につながる多世代福祉拠点を構想する
5.市に提案内容を紹介して意見交換を行う

これまで計画敷地を中心に検討してきたが、
駅前から郊外地域の活性化へと展開するために
駅前交通計画の見直しを合わせて提案する。

多世代福祉拠点の導入と駅前の魅力向上により、
郊外に住む多世代にとってもメリットがあり、
住み続けられる街、あるいは、
子育て世帯が住みたくなる街の実現をめざす。

都心回帰の中で衰退が懸念される
郊外駅前開発のモデルとなる計画を提案する。



□ 計画の概要

○駅前多世代福祉拠点を計画
 地域全体の拠点になるよう
 2棟をあわせて福祉・医療
 健康の機能を導入する。
 バスやタクシーの乗り場
 送迎や待機の場等を見直し
 地域の交通拠点を整備。

○混雑を緩和する方法を提案
 駅前ロータリーへの自動車
 を一方通行にし混雑緩和。
 下図の2つの信号を細かく
 制御する必要があり、交差
 点需要率を検討して確認。

 



□ 自治体への発表会

2018年10月に自治体職員に発表の機会を頂き市長と懇談しました。

○多世代福祉拠点の構想は、郊外駅前の将来のあり方として評価したい。
○当市は他の駅前開発を進めているが、次の課題として関心がある。
○実現を想定する場合は、国や県からの補助要件を踏まえつつ計画を練るようにしている、その他の意見を頂きました。


多世代福祉拠点の自治体や地域全体にとっての意義を検討できたこと
第T期で指摘された駅前・交通計画を提案できたことが、本年度の収
穫でした。
市長・自治体職員に説明するという学生では稀な経験に緊張しましたが、よい経験になりました。このような機会を設けて下さった関係者
に感謝します。(担当:小島・上遠野・井澤・三角)



千葉大学工学部都市環境システム学科小林秀樹研究室
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