父の樹の会

知的障がい者向け
複合居住施設の計画


2013.05〜2014.01

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○ 知的障がいをもつ子の家族向け複合居住施設の計画 第T期
 −親と障がいをもつ子が暮らす新しい生活スタイルの提案−

  



□ 提案の目的

1.知的障がいをもつ子と親がともに暮らす
2.親亡き後の知的障がい者の暮らしを考える
3.複合居住施設により生涯にわたる安心を実現

親が元気なうちは子と一緒に暮らしたい。
しかし親もいつかは老後を迎える。
その時も安心な住まいを実現するために
必要な機能を組み合わせた住まいを検討。



□ 計画の概要

家族の一生を描きながら複合する機能をモデルとして検討。
対象敷地の周辺条件を踏まえて、
地域のサービスと連携できる機能は外部化。
以上を踏まえて、新しい複合居住施設を提案する。

1.1階に高齢者関係。2階にグループホームと学生シェア
2.3階以上はコーポラティブ住宅。
  障がいをもつ子の家族を想定する
3.中庭と屋上庭園を介して相互に有機的に連携させる

コーポラティブ住宅に住む知的障がいをもつ子は、
親亡き後に建物内のGHに移住するか、
あるいはGHのサービスと連携しながら、
住み慣れた自宅に住み続けることができる。

  



□ 障がいをもつ子の親の会で発表

2012年6月から知的障がいの子をもつ父親の会のメンバーと検討を重ねてきました。
写真はその時の様子です。修士1年生が発表し親の立場から様々な意見を頂き提案を洗練していきました。
最終発表は、2013年1月26日に約100名の親や子の前で行いました。緊張しましたが、とても良い経験でした。

○提案実現に向けて、総じて前向きな評価を頂きました。
○しかし、実現するには価格と立地の兼ね合いが重要で
 利便性の高い場所での可能性を検討する必要がある
 との意見を頂きました。
○今回はモデル提案の位置づけですが、来年は次年度修士により立地を精査して検討する予定です。

発表会の後は懇親会があり、模型を見て下さる方が多くいらっしゃいました。



千葉大学工学部都市環境システム学科小林秀樹研究室
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