空き家活用支援
ケアラーズカフェを地域に開く


2018.04〜2019継続

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○ 空き家活用によるケアラーズカフェを地域に開く活動を支援



□ ケアラーズカフェとは

 ケアラーとは、高齢者や障害者等を無報酬で介護・看護する人のこと。配偶者や子ども等の家族が一般的ですが、介護のために離職して経済的に困窮したり、心理的・社会的に孤立しやすいなど、ケアラー自身の生活や人生が大きな影響を受けています。
 このようなケアラーを支える居場所づくり、支援者づくり、制度づくりが喫緊の社会的課題となっています。
 ケアラーズ・アンド・オレンジカフェ「みちくさ亭」は、空き家を活用した居場所の先駆的な取組みです。

□ みちくさ亭との関わり

 小林研究室で研究員を務められた梅本舞子先生(筑波技術大学講師)がみちくさ亭と交流をもたれたのがきっかけです。 2018年度の住宅総合研究財団の活動助成に採択され、空き家の改修に着手することになりました。
 本助成では、地域に開かれた居場所づくりをテーマの一つとし、筑波技術大の学生とともに小林研の修士学生が現地の応援に入りました。



□ 支援活動の概要

○地域連携「知ってもらう」
1.住民参加による改修案の支援
 障害者や福祉用具事業者を招いた勉強会
 筑波技術大生が模型を制作して支援
2.地域のこどもが集う場づくりを支援
 夏休み自由研究WSを修士学生が応援
 子ども参加でコモンガーデンづくり

○手づくりによるリノベーション
1.限られた改修予算
 地元工務店が協力してサッシュ改修等。
 壁紙や仕上げは住民や学生の手づくり。
 木作業にも一所懸命に取り組む
2.改修が完成しお披露目会
 ケアラーの皆さん、支援者の皆さん、
 地域の皆さん、梅本先生、学生がみんな
 集まりパーティ。小林先生も参加。
 NPO代表布川さんのお話、梅本先生の
 お話、カレッジ文庫図書館・みちくさ文
 庫のお話、とても有意義でした。
3.みんなで応援しています
 ケアラーズカフェは、これからの時代を
 先取りする重要な活動です。
 苦労が多いと伺いましたが、これからも
 応援を続けていたいと思います。

>小林先生司会のシンポジウムで布川さんがパネラー
 大勢の参加者の関心を集めました。


 

千葉大学工学部都市環境システム学科小林秀樹研究室
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