梅本(切原)舞子
MAIKO UMEMOTO (KIRIHARA)
博士(工学)、1級建築士
1981年 福岡県北九州市生まれ
2009年 大分大学博士課程修了
有明工業高等専門学校建築学科助教を経て
2011年より千葉大学にて研究に従事
2012年より千葉大学非常勤講師
2014年より日本学術振興会特別研究員RPD
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ー研究テーマー
○開放型の住宅計画論の構築ー住まいを開くことのメリットの検証
戦後核家族の閉鎖的な住まい方に対し、ベビーシッターや在宅介護の利用、あるいは
子育てカフェや認知症カフェとして住まいを地域の居場所とする等、住まいを第三者に開く
“開放型の住まい方”が広がっています。本研究では、これらを支えうる計画論の構築とともに、
“住まいを開く”ことのメリットを検証することを目指しています。
○セーフティネット住宅の拡充に関する研究
公営住宅をはじめとした現状の住宅政策をみなおし、空き家活用も含めたこれからの
セーフティネット住宅政策のあり方を提案し、その実現可能性や課題について検証する研究です。
○日本の住様式と住要求構造の関係
座敷を中心とした日本人の住まい・住まい方と、その背景にある住要求との関係を捉える
研究です。集団主義を重視する日本人の行動様式にも着目しつつ、座敷(和室)の存亡や、
   靴を脱いだ床上での生活の今後等について考察しています。
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■審査付き研究論文
9)訪問型保育の利用におけるプライバシーの獲得と住空間構成の関係 首都圏郊外におけるケース スタディー
梅本舞子、竹田将一、小林秀樹、日本建築学会計画系論文集、No.732、pp.321-331、2017.2
8)非親族間による子育てサポートネットワークの成立要件と担い手の意識−牛久市ファミリー、サポ ート、センター事業を対象として−
梅本舞子、竹田将一、小林秀樹、日本建築学会住宅系研究報告会論文集10、pp.121-128、 2015.12
7)A COMPARITIVE INVESTIGATION OF THE TERRITORIALITY OF THE PARENTS AND CHILD WITHIN THE JAPANESE AND JAMAICAN HOME
Gordon m. HIGGINS、Maiko UMEMOTO、Hideki KOBAYASHI、Jiyoung JUNG、日本建築学 会計画系論文集、No.713、pp.1523-1533、2015.7
6)公営住宅政策と生活保護政策の統合に関する研究ー新制度導入に伴う自治体財政への影響の検証ー
切原舞子、小林秀樹、日本建築学会住宅系研究報告会論文集7、pp.225-230、2012.12
5)居間中心型住宅計画論の研究ー和室の存亡と環境工学的アプローチを加えてー
鈴木義弘、岡俊江、切原舞子、湯浅裕樹、住総研研究論文集、査読無し(競争的資金獲得による 報告書)、No.38、pp.149-160、2012.3
4)夫婦の就寝形態の特徴と寝室・私的領域の計画課題について 現代における住宅計画のための室要 求構造の解明に関する研究 その3
切原舞子、鈴木義弘、岡俊江、日本建築学会計画系論文集、No.660、pp.281-286、2011.2
3)現代独立住宅における座敷の使われ方と存在意義について 現代における住宅計画のための室要求 構造の解明に関する研究 その2
切原舞子、鈴木義弘、岡俊江、日本建築学会計画系論文集、査読有り、No.643、pp.1951- 1960、2009.9
2)居間中心型住宅普及の動向と計画課題に関する研究
鈴木義弘、岡俊江、切原舞子、住宅総合研究財団研究論文集、査読無し(競争的資金獲得による 報告書)、No.35、pp.143-154、2009.3
1)平面構成・希望用途からみた座敷への住要求構造の分析 現代における住宅計画のための室要求構 造の解明に関する研究 その1
切原舞子、鈴木義弘、岡俊江、日本建築学会計画系論文集、No.633、pp.2301-2308、2008.11
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■招待講演
2)演題:床上分化と和の継承
「受け継がれる住文化」、第43回住総研シンポジウム、2015.10
1)演題:夫婦の寝室のとられ方 私的領域形成をどう読むか
「住要求構造の変容を考える」、旭化成ホームズ株式会社くらしノベーション第5回フォーラム、 2011.6
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■著書
2)受け継がれる住まい
住総研「受け継がれる住まい」調査研究委員会編著(分担執筆)、柏書房、2016.9
「郊外の住生活に残る和の要素」、P.92-101
1)東京の住宅地第4版
「家族のあり方から住まいを考える」p.64
「住まいの貧困と住宅政策」、p.66
「農園と緑地を有する田園型住宅地の実現ー中根金田台地区春風台」、p.100
「多機能複合拠点の導入で団地の活性化を図るーいなげビレッジ虹と風」、p.174、長井和音氏と 分担執筆
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■外部資金獲得実績
2)科学研究費補助金:若手研究B(代表)
平成29年度〜平成31年度、住空間計画からみた訪問型保育利用の限界と代替サービスの展開可能 性に関する研究
1)科学研究費補助金:特別研究員奨励費(代表)
平成26年度〜平成30年度、家族展開期に対応した開放型の住宅計画論の構築ー郊外独立住宅地の 持続再生を目指して
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